デジタルとアナログ

店を始めるにあたって、どうやって宣伝していけばいいのか悩んでいました。

一番望ましいのは、口コミだけで徐々に広まっていって店もお客様も永遠に・・・

というものですが、そんな事がありえるわけもなく、やはりホームページやツイッターやインスタグラムをやらないとだめなんだろうなと。ということで、無料サービスのamebaさんでこのホームページを作ってみました。でも、どうやら今の世の中、まずはスマホ!らしく、スマホならアプリ!ということで、インスタグラムをやってみました。(ツイッターはなんとなくなじめない)

単純にこの仕組みはすごいですね。いつでもどこでも知らせたい内容を写真と文章を投稿することで、興味ある人に見てもらえる(可能性がある)、そのために自分を応援してくれる内容を考えて、さらに投稿した内容に対して即時で反応をもらえて、自分を応援してくれる代わりに自分も誰かを応援してと、、、ここまでカタカナを使わずに表現してみました。

限られたものを好む希少性と、なにかされたらお返しせざるを得ない返報性が考慮されたよくできた仕組みです。

日頃このインスタグラムを始め、ラインやグーグル、その基盤となるスマホの恩恵をたんまりと受けているわけですが、そのことで失ってきたものも多いのではないかとちょっと思っています。

例えば、「本を読む」「文章を書く」「何かを作る」といったことの時間が10年前に比べると少なくなっていることは確かです。

話はそれますが、駅の伝言板てご存知でしょうか?

待合所などの壁にかかっている黒板ですが、スマホも携帯電話もなかった時代はそこに「◯時まで待ったけど帰ります」とか「◯◯新装開店!チャーハンうまい」などいろいろなお知らせが書いてありました。そこには写真も動画もないけれど、個性ある筆跡やかすれたチョーク跡、なによりもその黒板にたどり着くまでの行動とそれをとりまく人々のリアルな喧騒があり、五感を刺激されました。

おそらくもうデジタルのない世界には戻れないかもしれませんが、アナログの不便だけど捨てがたい魅力に対して鈍感になってはいけないと思うのです。

電気と電波が通じない状況が続いてしまえば、スマホもタブレットもpcも使えなくなり、ろうそくの灯りのもとで静かに本や漫画を読むということが、新たな楽しみになるかもしれません。

ブックカフェの面目躍如です。。。。。



cafe&booksかささぎ

おひとり席だけの小さく静かなブックカフェです あなただけの大切な時間をお過ごしください

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